東京ディズニーランド(TDL)と東京ディズニーシー(TDS)を運営するオリエンタルランドが、約4000人の正社員と嘱託社員の冬のボーナスを7割削減する
というニュースがありました。
新型コロナによる閉園などで利益が大きく減少することは分かっていたものの、あらためて経営状態の厳しさが浮き彫りとなりました。
住宅や自動車などのローンの返済にボーナスをあてているという方も多いのではないでしょうか?オンライン住宅ローンサービス「モゲチェック」を運営する株式会社MFSによると「住宅ローンの返済で、ボーナス払いを選択していますか?」という問いに対し、「はい」と答えた人は37.7%だったとあります。
約4割の方が、住宅ローンの返済をボーナスに頼っていることが分かります。
詳しい調査結果は同社ホームページより↓
そこでローンの返済を延期できるのかどうか調べてみました。
ローンの支払いは延期できるの?
国の対応
まず国が動いています。
金融機関に対してローンの返済について返済期間を延ばしたり条件変更について柔軟に対応するよう要請をしています。
また、金融庁は相談窓口をオープンしています。
■ 金融庁の相談窓口(受付時間:平日 午前10時~午後5時)
新型コロナウィルスに関する相談ダイヤル 0120-156811 (フリーダイヤル)
※IP電話からは、03-5251-6813におかけください。
コロナの影響により収入が激減した人は、ローンの返済を減免や免除することも議論されているそうです。こちらは議論の結果を待ちます。
金融機関の対応
みずほ銀行や三菱UFJ銀行などメガバンクや地方銀行、信用金庫なども相談窓口を設置しています。
みずほ銀行
https://www.mizuhobank.co.jp/retail/oshirase/covid_torikumi/index.html
三菱UFJ銀行
https://www.bk.mufg.jp/news0409/index.html
三井住友銀行
https://www.smbc.co.jp/kojin/news/index_200401.html
ろうきん
https://chuo.rokin.com/attention/10160964_4307.html
住宅金融公庫では、ローンの返済期間を最長で15年延長できます。
まずは相談することが大切
返済に困ったら、消費者金融やカードローンなどを利用する前に金融庁の相談ダイヤルや金融機関に相談することが大切です。ローンに加えて高い金利で借金を重ねることは避けたいところです。
ローンの組み方を見直し。生活水準は基本給をベースに。
既にローンを組んでしまっている人は難しいかもしれませんが、これからローンを組むという人は慎重にいきましよう。
ボーナスは労働基準法などで支払いが義務付けられているものではありません。
利益の分配などを目的に支払われているものですので、会社の経営が傾けば、ボーナスカットはあります。ローンを組む際は、ボーナスをあてにせずに
ボーナスなんてないものだと思って生活設計をしましょう。
残業も同じです。仕事が減れば残業もありません。残業代もボーナスと同様に、ないものだと思う方が賢明です。
生活水準は基本給をベースにする。
これが私の考えです。参考になれば嬉しいです。